- 改正債権法に対応
新しい融資債権管理・回収の進め方
- 定価:1,980円(税込)
- サイズ:A5判・192頁
- 2020年4月初版
- ISBN:978-4-7650-2177-7
本書の内容
ポイント①
=地域金融機関にとって経済不安時は融資管理が大変重要です。
ポイント②
=20年4月施行の改正債権法で保証の実務が変更されました。
ポイント③
=融資推進には一方で債権回収のノウハウ習得が求められます。
平成から令和にかけて、金融円滑化で債務者の条件変更に応じたことで、取引先の倒産が大きく減りました。結果、営業店の債権管理・回収スキルの低下を招きました。その後、債権法の改正、経済不安の到来など大きく環境が変化し、金融機関の融資管理に対する取組みは急務となっています。本書は営業店の債権管理・回収のノウハウを、できる限り平易な言葉で説いたテキストブックの決定版です。
=地域金融機関にとって経済不安時は融資管理が大変重要です。
ポイント②
=20年4月施行の改正債権法で保証の実務が変更されました。
ポイント③
=融資推進には一方で債権回収のノウハウ習得が求められます。
平成から令和にかけて、金融円滑化で債務者の条件変更に応じたことで、取引先の倒産が大きく減りました。結果、営業店の債権管理・回収スキルの低下を招きました。その後、債権法の改正、経済不安の到来など大きく環境が変化し、金融機関の融資管理に対する取組みは急務となっています。本書は営業店の債権管理・回収のノウハウを、できる限り平易な言葉で説いたテキストブックの決定版です。
目次はこちら(クリックで内容が表示されます)
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序 営業店の不良債権をどう考えるか
1.不良債権比率の業態別推移
2.旧態依然の債権管理
3.融資債権管理回収マネジメントとは
第1部 融資管理の重要性
1.融資取引と相続
(相続の基本/個人債務者の死亡と延滞/債務引受の方法/法人融資先代表者の死亡/保証人の死亡/担保権がある場合)
2.保証の基本と経営者保証
(保証の基本/債権法改正における保証実務/経営者保証)
3.時効の管理
(時効の基本/時効の更新と完成猶予/時効の援用)
4.改正債権法で変わる債権管理・回収
(金融機関の時効/中断が更新に停止が完成猶予に/差押えと相殺/譲渡制限特約と債権譲渡/第三者による弁済/利益喪失)
第2部 企業再生・事業再生の手法
1.経営改善計画とバンクミーティング
(中小企業金融円滑化法/バンクミーティング/経営改善計画/売上・利益向上策)
2.資本性借入金(DDS)の活用
(資本性借入金のメリット・デメリット/事業再生計画)
3.第二会社方式による債権放棄
4.保証債務の整理と経営者保証ガイドライン
5.中小企業再生官民ファンド
6.第二会社による濫用的会社分割への対抗策
(第二会社方式/交渉と対抗策/詐害行為取消権の行使)
7.清算・廃業への対応
(清算・廃業の相談を受けた場合/事業継続への支援/清算・廃業への対応/清算・廃業後のアドバイス)
第3部 債権回収の知識
1.信用不安・倒産時の対応
(信用不安の兆候のチェック/確認すべき事項)
2.期限の利益の喪失
(期限の利益/取引約定書/「期限の利益の喪失」条項/当然喪失/請求喪失/内容証明郵便と効果)
3.債権回収交渉時の注意点
(取立行為の規制/債権回収交渉/第三者からの回収/面談禁止の仮処分/反社会的勢力への対応/保証弁済)
4.法的手続きと債権届出の知識
(破産手続きと実行時の注意点/民事再生法とメリット・デメリット/個人再生手続き/会社更生手続き/債権届出)
5.相殺の知識
(相殺の基本/年金との相殺/民事再生と相殺/破産と相殺/投資信託からの回収)
6.仮差押えの知識
(仮差押/申立時の注意点/仮差押えを受けたとき)
7.訴訟への対応
(訴訟手続きの流れ/手形訴訟)
8.賃料からの回収
(担保不動産/物上代位/担保不動産収益執行)
9.担保不動産の競売
(メリット・デメリット/競売の申立て/競売の流れ/競売の取下げ/債務者死亡/相続放棄/法人代表者不在/一括競売/競売不動産売却継続/競売の説明責任/抵当権消滅請求と競売)
10.担保不動産の任意売却
(任意売却/任意売却の条件/任意売却の流れ/任意売却の基本事例/担保権消滅許可制度/売買契約書のチェック)
11.ABL担保からの回収
(ABL/動産譲渡登記制度/第三者対抗要件/登記上の問題点/ABLのモニタリング/ABL融資の問題点)
12.信用保証協会の免責
(免責と免責事由/反社債権の代位弁済)
13.バルクセール
(バルクセール/サービサー)
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序 営業店の不良債権をどう考えるか