本書の内容
家族や友人・知人、あるいはお客様などにご不幸があった場合、悲しみは当然ですが、葬儀をどのように行えばいいのか、必要となる各種手続きにはどのようなものがあるのかについて、ご存知ではない人も多いのではないでしょうか。
もちろん葬儀の実施・各種手続きだけではなく、その後に発生する相続についてもきちんと対応しなければ、いわゆる“争族”となってしまうケースも少なくありません。
本書は、人にご不幸があった場合、まず執り行わなければならない事柄や、次いで行うべき手続き、さらに年金、相続や相続税などについて解説しています。
特に年金・相続関係については失念しがちなことで、後になって「きちんと対応しておけばよかった」とならないようにしたいものです。
近年、長寿・高齢化で身近な方の葬儀に参列したという経験をお持ちのある方は少なくなってきているようです。そのため取引先のお客様にご不幸があった際でも、何をして、どのようにアドバイスをすればいいのか分からいのです。
そうした「イザ」というときに、本書を「頼り」にして活用することで、信頼を得ることにつながります。
目次はこちら(クリックで内容が表示されます)
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第1部 大切な人の不幸があったときにすべき手続き
第1章 亡くなった直後に行う手続き等
第2章 亡くなったあと速やかに行う手続き
第2部 年金に関する手続き
第1章 未支給年金の請求
第2章 遺族年金の請求
第3部 相続の流れと相続の基礎知識
第1章 相続の流れ
第2章 相続の仕組み
第3章 相続する財産について
第4章 遺言書がない場合の相続
第5章 遺言書がない場合の遺産の分け方
第6章 遺言書がある場合の遺産の分け方
第4部 相続税の申告・納税
第1章 相続税の基本
第2章 相続税がかかる財産とかからない財産
第3章 相続財産の評価
第4章 土地の計算方法
第5章 株式の評価方法
第6章 みなし相続財産・債務控除・生前贈与加算
第7章 相続税額の計算方法
第8章 相続税の税額控除
第9章 贈与および贈与税
第5部 生前の相続対策
第1章 遺言書の作成
第2章 生命保険の活用
第3章 信託の活用
第4章 成年後見制度の活用
第6部 経営者が万が一の場合 何をすればいいのか
第1章 法人経営者が亡くなった場合
第2章 <事例>経営者が亡くなった場合の相続
第7部 金融機関としての対応と手続き
<参考>
●自筆証書遺言の方式の緩和
●自筆証書遺言の保管制度
●相続人以外の者の貢献を考慮する制度
●預貯金の払戻し
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第1部 大切な人の不幸があったときにすべき手続き