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柳沼 正秀さん

柳沼さんは、新聞記者、雑誌編集長等をご経験の後にファイナンシャル・プランナーとして独立。日本のFPの先駆けとして、シニア・ミドル世代を中心に、数多くの相談業務やセミナー、執筆などで活躍しています。社会保険から資産運用まで包括したアドバイスを行なっています。

プロフィール

1948年生まれ。新聞社等に25年勤務後、50歳時に独立系FP事務所を開設する。
ミドル・シニア世代の生活設計をテーマに、企業、公官庁、各種団体、一般消費者向けのライフプランセミナーや個別相談業務を展開中。

これまで5,000人以上の相談実績あり。
主な著書は「定年退職後の生活&資産設計の描き方」(すばる舎)など。
柳沼 正秀さんから読者の皆さんへのメッセージ
 「定年前後の悩みにこたえるお金の相談Q&A」の本を書いたきっかけは、「ライフプランや老後の生活設計に関する情報をもっときちんと伝えたい」という気持ちからでした。
 
 私は企業内での定年前の退職者向けライフプランセミナーやライフ相談を行っていますが、多くの相談者が老後の生活設計に不安を抱えているように感じています。
 その背景には、数年前からテレビや新聞等で取り上げられている「老後破産」や「下流老人」などの影響があるのではないかと思います。それまで自分の老後の生活設計をあまり考えてこなかった人にとっては、マスコミから受け取る情報が先に入るため、どうしても暗いイメージを描いてしまいがちです。
 
 確かに、熟年離婚で年金が減額された人や年金が低いうえ家賃を払っている人など厳しい老後生活を送っている人がいるのも事実です。しかし、それほど心配しなくていい人も大勢います。ところが、「老後資金は最低でも〇千万円必要」というマスコミの情報に惑わされて、老後資金を増やすために投資経験もないまま株式や投資信託に手を出す人が結構いるんです。
 また、医療等の社会保険制度をよく理解しないまま、多額の生命保険に加入している人、相続税を減らしたい一心で無謀なアパート経営に乗り出す人もいます。
 
 「お金のことを考えることは、自分の生き方が問われている」ことでもあるのです。人それぞれの人生があるように、当然ですがお金もその人の生き方によって異なります。東京の銀座で生活をすれば、夫婦で月40、50万円はかかるでしょうが、田舎で野菜つくりをしながら生活するなら、月20万円はかからないでしょう。
 相談の経験からも相談者のお金や公的年金、保障設計などを整理してあげると、最後は安心して帰られるケースがほとんどなんです。
 
 これまで18年間、5,000人以上の相談の中で教えてもらった、老後の生活設計の考え方から、年金、税金、保険、親の介護、退職金の運用から相続・贈与まで、定年を迎える世代が気になるポイントを網羅してみました。
 
 この本は一般の消費者向けの本ではありますが、金融機関等でミドル・シニア世代の顧客の相談を受けている人にもお役に立てるのではないかと思います。
 一人でも多くの人に、ぜひ自分の夢を実現して幸せな老後が送れる手助けになれば幸いです。