- 介護とお金の悩みを実家で解決する本
- 定価:1,980円(税込)
- サイズ:A5判・184頁
- 2020年3月初版
- ISBN:978-4-7650-2164-7
本書の内容
「誰も自分の終末の状態や時期を選ぶことはできない…」
両親が事前に何も準備せずに判断能力を失うと、一家の資産は凍結してしまいます。「親に何かあったら考えよう」では遅いのです。
本書は、来るべき両親の介護に備えて、"実家という資産"を介護費用として活用できる「実家信託」の仕組みをやさしく説明しています。このノウハウをぜひお客様に教えてあげてください。
両親が事前に何も準備せずに判断能力を失うと、一家の資産は凍結してしまいます。「親に何かあったら考えよう」では遅いのです。
本書は、来るべき両親の介護に備えて、"実家という資産"を介護費用として活用できる「実家信託」の仕組みをやさしく説明しています。このノウハウをぜひお客様に教えてあげてください。
目次はこちら(クリックで内容が表示されます)
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第1章●超高齢社会に起因するさまざまな問題
1.認知症で判断能力を喪失するとは
(認知症の定義、本人の意思確認、平均寿命と健康寿命、
認知症高齢者と要介護認定、高齢者の資産状況)
2.増加する相続紛争と預貯金の払戻し
(増え続ける遺産分割事件、不動産の分割方法)
3.相続財産の凍結と空き家の増加
(遺産の凍結、増加する空き家、空家対策特措法、
空き家特別控除)
4.実家の凍結と超高齢社会のリスク
(実家の売却・賃貸の障害、超高齢社会、相続法の改正)
第2章●介護・相続の発生と実家の売却・賃貸
1.実家の売却と所有者の判断能力
(実家売却、所有者の意思確認、売却と住宅ローン)
2.実家の賃貸と判断能力
(実家賃貸、借家契約の種類、賃貸手続きと判断能力)
3.相続発生後の実家の売買・賃貸
(遺言がない、遺言書がある、不動産の共有リスク)
第3章●判断能力の喪失と実家の活用方法
1.親が元気なときに贈与する
(贈与契約の締結、贈与税の計算方法、相続時精算課税制度、贈与税等の負担、譲渡所得の税金、受贈者の判断能力、生前贈与、向いている家族、向いていない家族)
2.親が元気なときに売却する
(親子間での売買、譲渡益課税、メリット・デメリット、向いている家族、向いていない家族)
3.法定後見制度を利用する
(成年後見制度、法定後見制度、メリット・デメリット、
法定後見人が就くまで、実家の売却、売却代金の管理、報酬、向いている家族、向いていない家族)
4.親が元気なときに任意後見契約を結んでおく
(任意後見制度、任意後見人の役割、報酬、負担、制限、メリット・デメリット、代理権目録、任意後見監督人、実家の売却、売却代金の管理、終了、向いている家族、向いていない家族)
5.親が元気なときに実家信託契約を結ぶ
(実家信託の効果、売却金等の管理、向いている家族、向いていない家族)
6.パターン別・売買時の費用と効果
第4章●実家信託の仕組み
1.家族信託とは、実家信託とは
(名義変更、民事信託、家族信託、実家信託)
2.信託の法的な仕組み
(所有と名義の分離、信託の名義変更)
3.後見、遺言、信託の制度の比較
(健常期、能力減退期、能力喪失期、相続、二次相続以降)
4.信託の登場人物と役割
(委託者、受託者、受益者)
5.信託の目的
6.信託の変更
7.信託の終了
8.信託と不動産にかかる税金
(不動産の名義変更と税金、信託にかかる税金)
第5章●実家信託パックの契約と手続き
1.実家信託パックとは
2.実家信託パック利用の流れ
(要件の確認、見積りの提出、面談の実施、コースの選択、
家族会議の開催、委任契約の締結、着金確認、信託契約書案の作成、公証人・金融機関との打合せ、委託者・受託者との確認、説明、手続き、信託の登記、名義変更の通知、各種書類の返却、フォローの実施)
第6章●ケース別・実家信託のアプローチ&トーク
1.子どもに迷惑をかけたくない親/2.まだ実家を売るつもりのない親/3.兄弟仲を気にしている親/4.介護費用は立て替えるという子/5.父親の相続で実家を母親名義にした家族/6.親と同居している子/7.外国人の配偶者がいる家族/8.相続人が海外にいる家族/9.お一人様や相続人のいない夫婦/10.再婚した配偶者がいる家族
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第1章●超高齢社会に起因するさまざまな問題