ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
Financial Adviser 072します。みなさんは、「なぜ保険を見直したいと思ったのか?」とお聞きになるでしょう。お客さまの「保険料を安くしたい」という声に、「そうですか、では今加入されている保険証券を拝見します」などと答えていませんか? これはとても残念なアプローチです。既契約の証券診断をし、新しい提案をするのが当たり前となっているのかもしれませんが、これでは保険料を安くすることがあなたのミッションになってしまい、リスクマネジメントという本来の目的を全うすることができなくなります。 では、次のように話したらどうなるでしょうか?「保険の見直しとのことですが、お客さまは保険をやめたいのではなく、万一のときに適切に備えたいのですよね。では、まず国の保険についてお話をさせていただきます。なぜなら、お客さまはもうすでに、給与の15%にもおよぶ保険料を国に支払って大きな保障に入っているからです。 しかし、国の保険だけでは、万一のときに不足することがあります。それを補うのが民間保険です。まずは国の保険でどの程度カバーされているのか、不足があるのかどうかを見極めましょう」 このように話すと、保険料を安くすることを目的としない本来の「保障」の話ができるようになります。本当にベストフィットの保険提案ができているか 保険のコンサルティングの際には公的保険の話をしているよ、という方、その際にはお客さまがどの保険制度に加入しているのかを確認していますか? 例えば、医療保険の相談を受けるとき、ほとんどの方が国の保険給付である高額療養費制度や傷病んにちは、公的保険アドバイザー協会理事の山中伸枝です。当協会では、主に保険募集人の方々に、公的保険を活かした民間保険提案を広めるための活動をしています。この連載では、当協会が開催している「公的保険マスターセミナー」の内容を踏まえ、本当の意味でのベストフィットの保険提案を行うためのポイントをお伝えしていきます。まずは国の保険でどの程度カバーされているかを伝える 例えば、「保険の見直し」のためにお客さまがお見えになったとこvol.1公的保険を知らずして民間保険のプロとはいえない!公的保険を活かした保険提案術