ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
nsurTech(インシュアランス+テクノロジー)の取組みが急速に進み、自動車保険の分野では、通信技術とビッグデータの活用によって運転リスクを診断、保険料に反映させる「テレマティクス保険」が一般に知られるようになった。また自動運転車の実用も本格化し、アクセル・ブレーキ・ハンドルの複数の操作を同時に行う車がすでに市場にも出ている。 そんな中、損保ジャパン日本興亜では、自動運転車に対応した新たな補償を提供、自動運転技術やコネクテッドカー(ICT端末の機能を有する自動車)の普及に対応するため、「被害者救済費用特約」の新設および「無過失事故の特則」の改定を行い、2017年7月から提供を開始する。自動運転車と自動車保険の未来は 現在実用化されている自動運転機能は、運転者自身が運転することを前提としたもので(運転支援技術)、事故が発生した場合には原則として運転者が賠償責任を負う。しかし今後、技術の進展やサイバー攻撃のリスクの多様化などから、必ずしも運転者に賠償責任があるとはいえないケースも想定され、現在の自動車保険の補償内容だけではカバーしきれない可能性が考えられる。 これに対応すべく「被害者救済費用特約」では自動車の欠陥・不正アクセス等による事故など、運転者に法律上の賠償責任がなかったことが確定したときに、被害者に生じた損害について被保険者が負担した費用を支払う。また継続契約の等級に影響しない点も特徴である。車両保険における「無過失事故の特則」も改定し、車の欠陥・不正アクセス等に起因する事故による場合の継続契約の等級に影響しないこととした。 高齢化が進む日本において自動運転技術の発展は必須であり、技術は進む。運転しなくても自動的に目的地に行ける、そんな時代がくれば、自動車保険も商品構造から契約形態が大きく様変わりし、自動車保険自体がなくなるという声もある。しかし、人には運転したいという願望もあるはずで、そうである以上、自動車保険はなくならないだろう。人の気持ちと、技術の発展の両方を踏まえ、自動車と自動車保険の未来がどう変わっていくのか、今後も注目したい。I自動運転車に対応した新たな補償の保険提供を開始エヌワンエージェンシー代表取締役保険ジャーナリスト森田 直子保険生命保険会社各社が、4月1日からの保険料改定を発表。2017年4月以降に契約する新規加入者から順次スタートする予定ソニー損保とYahoo ! JAPAN、カーナビの運転特性データを活用した個人向けテレマティクス保険商品・サービスの開発に向けた共同研究を開始 '17.2/1三井住友海上あいおい生命、個人向け新商品「&LIFE新総合収入保障」「&LIFE新収入保障」を発売 '17.2/10H e a d L i n eI n s u r a n c e FP NEWS FLASH