ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

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概要

【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

Financial Adviser 0625つの資産の組合せにより変動を抑えつつ収益を狙う吉井 まずは『ファイン・ブレンド』を設定した背景と商品の概要をお聞かせください。安永 『ファイン・ブレンド』は、2014年からスタートしたNISAでの利用を想定して2013年に作られたファンドです。「一度売却すると、その分の非課税枠を放棄することになる」「利益に対する非課税制度である」「非課税期間は5年間」というNISAの制度内容を踏まえ、市況に合わせてファンド内で自由に資産配分を変更することができ、かつ5年間保有し続けたときに利益が出ている確率が高い商品を目指し設計しました。 具体的には、『ファイン・ブレンド』では、中長期的に収益が期待できる「超長期の日本国債」「金利水準が高い海外のソブリン債」「配当利回りが高い世界各国の株式」「グローバルREIT」「金」の5つの資産を投資対象としています。値動きが異なる傾向にある5つの資産を組み合わせることにより、基準価額の変動を抑えながらも収益の獲得を目指します。 5資産の配分比率は、各資産がファンドの基準価額に与える影響度合いが、5資産間で概ね均等になることを目指して決定します。このため、価格変動が大きい資産の組入比率は少なめになり、価格変動が小さい資産の組入比率は多めになります。この戦略を当社では「ファイン・ブレンド戦略」と呼んでいますが、年金運用の世界では「リスク・パリティ」と呼ばれ広く活用されています。 なお、『ファイン・ブレンド』には、毎月決算を行う「毎月分配型」と、月1回決算を行う「資産成長型」があります。超長期国債や金があるから好配当株式も組み入れられる吉井 「リスク・パリティ」について、詳しく解説していただけますか。安永 「リスク・パリティ」は、リーマン・ショック後に、当時の反省M a n u a l f o r F i n a c i a l P l a n n e r「ファイン・ブレンド(毎月分配型/資産成長型)」日興アセットマネジメントリスク・コントロール型のバランス型ファンドの中でも「リスク・パリティ」戦略を採用する『ファイン・ブレンド』。設定以来、堅調な実績を残しており、販売件数・純資産残高も増加傾向にある。ファンドの特徴・実績や、ファンド活用のポイントなどについて、FPでファンドアナリストでもある吉井崇裕さんに質問していただいた。X吉井崇裕Interviewerよしいたかひろ/イデア・ファンド・コンサルティング代表ファンドアナリスト、FPとして投資信託を専門とした投資助言業を行う。著書『はじめての投資信託』(日経文庫)。http://ideafc.co.jp/日興アセットマジメント安永哲次資産運用サポート部長- 第46回 -