ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

053 Financial Adviser子どもの遅刻は誰の責任? 朝起きてからのママは大忙し!1分1秒が勝負。まさに戦いです。今回は小学1年生のママからの相談をご紹介しながら、朝をイライラせずに過ごせる秘訣をお伝えします。その内容は「息子が毎朝何回起こしても起きてくれません。いつも遅刻ギリギリの登校で困っています」というもの。私もずっと同じ悩みを抱えていたのでよくわかります。ママとしてはただでさえ忙しい朝に本当にストレスですよね。 アドラー心理学では「課題の分離」という考え方があります。これは、今起きている問題を解決するのは、〈その課題の結末に責任を負う人〉であり、他者はその課題に「土足で踏み入らない」という考え方です。この考え方を理解するだけで、ママの朝はとっても楽になります。ちなみに今回のケースの場合、最終的に責任を負うのは〈息子さん〉なので、ママはこの問題に触れなくていいんです。一瞬「えっ?」と思われるかもしれませんね。ママの朝が楽になるヒント! ママを楽にする、私のおすすめの方法を3つのステップでご紹介します。まずは、息子さんと話し合うことが大切です。ママも毎朝忙しいことを伝え、それを理解してもらいます。次に、朝何回起こしてほしいかを聞いてみてください。回数は一緒に決めて、一度決めたことは必ず守りましょう。最後に、決めたルールどおりに起こしてみてください。仮に1回と決めたら、それ以上は起こさないようにしましょう。 息子さんには、実際に遅刻を体験してもらうのもよいでしょう。その体験から様々なことを学び、それが自立につながります。前日に準備をする習慣ができるかもしれません。今まで以上に母親に感謝の気持ちを持つかもしれません。 家族が自分のことを自分でするようになるとママの朝は楽になります。出かける前にお子さんとぎゅっとハグをするなど、家族とふれあう余裕だって生まれるかも! 家族みんなが笑顔で「いってきます」が言える朝にしましょう。Yoko Taniguchi││助産師が知っている両立できている人の謎助産師・経営者・3人のママ。3足のわらじを履くパワフルウーマン。助産師として勤務しながら、産前産後のママをサポートする会社を経営。「日本の子育て環境を世界トップ10に引き上げます!」を掲げアドラー心理学を取り入れた子育て支援に取り組む。家庭と仕事の両立を目指す女性FPのみなさんに、家族も自分も幸せにする秘訣をシェアします。合同会社みのおママの学校 代表谷口 陽子(タニグチ ヨウコ)#01どうする!?出勤前の家族のドタバタ劇