ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

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概要

【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

Financial Adviser 052ふっ』と口元が緩むようなポイントを増やすこと。笑顔になると、ぐっと親近感がわくんです」「ふふっ」となってもらうには、話し方を少しだけくだいてみるのも効果的だ。時事ネタと絡めるなら、いまはトランプ大統領。「まさか、あのトランプさんが!」と少しおどけて話しかけると、「そうそう」と乗ってくれるお客さまも多い。 お孫さん、お子さんの話も定番だ。共働きの夫婦が増えていることもあって、自分たちの親に子ども預けるなど協力をお願いしているケースも多い。実は阿部さんもその一人。「お義母さんには頭が上がりません!」と伝えると、「うちもそうなの」と進んで話をしてくれることも多い。 ただし、注意したいのは、お客さまが皆、家族の話をしたいわけではないということだ。「美容室で、美容師さんと話をするのが好きな人もいれば、雑誌を読んでいたい、眠っていたいという人もいますよね。それと一緒です。お客さまに合わせて接し方を変えることで、心地良い時間を過ごしていただけるよう工夫しています」銀行内でしかできないことを明確にして優先順位をつける 小学生のお子さんがいる阿部さんの場合、仕事と子育ての両立も重要なテーマ。努めているのは銀行内でしかできないことを明確にして、優先順位をつけること。例えば、新生銀行の場合はスマホに専用のアプリを入れれば、決められた時間内なら自宅でもメールの返信ができる。そこで、銀行内ではメールの件名に目を通して緊急度合いを確認するにとどめ、返信は通勤時間などのスキマ時間を活用している。また、通勤中はマーケット情報などもチェック。録音しておいた行内勉強会の講義内容を聞き返す時間にも充てているという。 横浜フィナンシャルセンター着任時にコンサルティング・マネジャーを拝命した阿部さん。今後は支店全体の営業体制も見ていく立場となった。「支店内には銀行出身者もいれば、証券会社や保険会社の出身者もいます。それぞれの強みを生かしつつ、支店全体としてお客さまに均質な提案ができるよう、体制整備に努めていきたいですね」 コンサルタント、マネジャー、そして母親として、多くの人を笑顔にしている阿部さん。これからもファンを増やしていくはずだ。(本誌・川﨑寛隆)「『ふふっ』と口元が緩むポイントを増やすとぐっと親近感がわきます」昔は「このボールペンを使えば約定できる」というジンクスがあって使っていたボールペンがありましたが、心が成長したことで、物に頼らなくてもすむようになりました。愛用していたボールペン(以前)お気に入りの仕事アイテム