ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

047 Financial Adviser1回、合計5回、「学資年金」を受け取れるプランだ。例として挙げた契約内容通知書の「基準保険金額100万円のプラン」の場合、第1回学資年金として18 歳時に100万円、19歳・20歳・21歳・22 歳時には50万円(第1回学資年金の支払額の50%相当額)が受け取れる。 なお、保険料払込期間(18歳まで)の間に契約者が亡くなった場合、以後の保険料の払込みは必要なくなるが、学資年金等の保障内容はそのまま継続される仕組みだ。 ちなみに、図表1下段の「こども祝金あり型」では、「こども祝金なし型」の「学資年金」に加え、小学校・中学校・高校進学前の2月1日に、基準保険金額の20%相当額の「こども祝金」を受け取れる。「こども祝金」はその時点では受け取らずにそのまま据え置くことができるが、申し出により引き出し可能で、据え置き中は所定の利率による利息が付与される。 なお、「こども祝金あり型」よがある産前休暇中に学資保険を検討したいという夫婦に特に、この出生前加入のニーズが高い。 ちなみに、ニッセイ学資保険の場合、出産予定日の140日前(妊娠6ヵ月・20週)から加入できる。 契約内容通知書の2ページ目には「保険契約の内容」が記載されており、「こども祝金なし型」で基準保険金額100万円、保険期間23歳、保険料払込期間が18歳であることが読み取れる。そして、より詳しい保障内容は、3ページ目の「保険契約の支払事由等」の欄に記載されている。この内容を仕組み図として表すと、図表1上段の「こども祝金なし型」のようになる。返戻率が高いのは「こども祝金なし型」「ニッセイ学資保険」は祝金の有無で2プランあり、今回取り上げた「こども祝金なし型」は、大学入学にあたる年齢から毎年りも「こども祝金なし型」のほうが、資金の大半を長く運用できるため、返戻率(払込保険料総額に対する受取り総額の割合)は高くなる。親の死亡時に育英年金を受け取れる「げ・ん・き」 これまで日本生命が発売してきた〝こどものための保険?のラインナップを確認しておこう。 日本生命では、平成2年9月25日から、0歳?8歳のこどもを対象とする「ニッセイこどもの保険『げ・ん・き』」を発売している(※現在は、0歳?2歳のこどもが対象)。 この保険は子どもに対する生命保険の本格的普及を意図したもので、商品開発に際しては真に「こどものための保険を」という観点から、子どものライフサイクルに焦点をしぼった設計にしている。特に、契約者(親)の死亡時には育英年金が受け取れる仕組みに特徴がある。 平成11年4月2日からは「EXシリーズ」としても取り扱われ、現在まで続くロングラン商品として広く浸透している。 平成25年からは、高騰する子どもの教育費への備えとして貯蓄性が高い保険へのニーズの高まりを受け、「ニッセイ学資保険」を販売し、現在に至る。主に個人のコンサルティングを行うかたわら、講演、執筆等も手掛ける。「『保険に入ろうかな』と思ったときにまず読む本」(日本経済新聞出版社)など著書多数。Sakura Takeshita年 度貯蓄性重視タイプ保障性重視タイプ学資保険(有配当) こども保険(有配当)~平成10年── ニッセイこどもの保険[げ・ん・き]平成11年~ ── ニッセイこどもの保険EX[げ・ん・き]平成25年~ ニッセイ学資保険ニッセイこどもの保険[げ・ん・き]図表2 日本生命の学資保険・こども保険のラインナップ