ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
Financial Adviser 044ている。したがって、保険相談の際には、保険証券ではなく契約内容通知書を相談者が持参することは理解しておきたい。 契約内容通知書は、A4版の帳票(2?3枚もの)で構成されており、1ページ目には、「保険契約の基本情報(権利者情報等)」と「保険料に関する情報」が記載されている。 目が行くのは、「被保険者」欄に「契約者の第一子」という記載がある点だが、このことから、母親が妊娠中にこの保険に契約したことがわかる。子の出生前に加入すると保険料負担を軽くできる 学資保険というと、子どもが生まれてから契約するものと考えている人も少なくないが、現在人気が高いのは、子どもの出生前に入るタイプだ。 妊娠中に契約するメリットは主に3つある。 1点目は、学資金が必要となる時期が18歳などはっきりしているため、少しでも早く始めることで毎月の保険料負担を軽くできること。 2点目は、契約した時点で保障が始まるため、出産前に契約者にもしものことがあると以降の保険料の払込みは免除され、プランどおりの保険金を受け取ることができる安心感があることだ。 加えて3点目は、比較検討する時間が十分に取れること。出産後の生活は想像以上に慌ただしく、結局1歳近くになって学資保険を契約したという先輩夫婦が多いことを受けて、最近は比較的ゆとりPが保険相談を受ける際には、顧客の保険証券を読み解き、保障内容を正しくつかむステップが欠かせない。しかし、保険会社ごとに保険証券の記載形式は異なるため、相談現場で戸惑いを感じるFPも少なくないようだ。 そこで本連載では、毎回注目の保険証券(契約内容通知書)を一つ取り上げて、その見方を解説する。平成24年度から保険証券の発行を収束 今回取り上げる「ニッセイ学資保険」は、教育資金準備に焦点を当てた貯蓄性が高いタイプで、教育資金づくりの一手段として保険を活用する際に広く活用されている。 こども祝金の有無で2プランが用意されており、左ページは「こども祝金なし型」の契約内容通知書の例である。日本生命では、平成24年度から保険証券の発行を収束しており、代わりのものとして、この「契約内容通知書」を発行しFVol.1 子どもの入学や進学に合わせて祝金や満期保険金が受け取れる保険。原則として親が契約者、子どもが被保険者になって契約する。契約者が死亡した場合、以後の保険料の払込みが免除されるものが主流。学資保険なごみFP事務所・CFPR竹下 さくら保険 証券ひもとき方のニッセイ学資保険日本生命