ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
029 Financial Adviser人の年齢-奥さまの年齢」という表記になっている。シニア期スタートまでの家計をCF表で分析する考察の焦点とCF表の期間3 ところで、このCF表は20年分しか作成されていない。「もっと長期間にわたった分析が必要になるのでは?」という疑問がわいてくるかもしれない。より長期のCF表の作成も可能であるが、そもそも、CF表を作成する理由をもう一度考えてほしい。 今回の分析の焦点が「近代家の家計は、このままで大丈夫なのか」にあることを考えると、それほど長い期間のCF表が必要とされるわけではない。ここでは図表5のように考えて、CF表の期間を20年とした。45歳の20年後は65歳であり、シニアライフの始まりの時期と考えることができる。このタイミングをマイルストーン(一里塚)と考え、それまでの生活に焦点をあてようとしたわけである。 一方、図表4で確認できるように、60歳時に大きな収入(退職金の受取り)があり、61歳時に3000万円と大きな支出があることがわかる。この金額は、老後のための生活資金である。 つまり、老後の必要生活費を3000万円とし、それを61歳時に一括で支出すると仮定したときに、最終的な資産がプラスになるのであれば「近代家の家計は、このままで大丈夫」という結論になり、マイナスが発生するようだと老後資金の積立てが足りていないことを意味している。 図表4の61歳以降の部分をみるとマイナスになっている。つまり、老後のための必要資金を準備できていないため、家計の改善が必要ということになる。資産運用を行うだけでは家計の改善はできない改善策││資産運用4特 集 「顧客本位」の提案できてますか?6005004003002001000収入支出6005004003002001000給与収入450万円給与収入(奥さま)100万円保険料42万円交際費72万円教育費24万円交通・通信費60万円住宅費用156万円生活費156万円生活費交際費住宅費用保険料交通・通信費教育費13歳14歳700500600400300200100015歳16歳17歳18歳19歳20歳21歳22歳図表1 近代家の収入と支出図表2 今後10年間の支出見積り