ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

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概要

【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号

023 Financial Adviser税金の支払いが大きい現役の間に実行するほうが有利な場合もある。運用・相続対策 このモデルの場合、今後5年間は夫の再雇用、妻の収入があるため、年間収支は黒字であり、取崩しが発生するのは6年目以降だ。 夫婦の年金を合算すると月30万円程度の収入があるうえに60代は夫婦共に個人年金からの給付もあるため、本格的な取崩しは夫が後期高齢期を迎える15年後である。運用しなければ金融資産が枯渇してしまうという世帯ではないため、運用の必要性よりは目的別運用の必要性を前に出して説明したい。 60代前半は収支の黒字が続くので、後期高齢期に向けての積立推奨も有効。全体資産の運用が年3%程度で行えた場合、20年後の金融資産は1億円を上回ることも想定されるだけに、アクティブシニアの間から子や孫への贈与の方法など、円滑な資産移転のアドバイスも行いたい。経過年数現在1年2年3年4年5年6年7年8年夫60歳61歳62歳63歳64歳65歳66歳67歳68歳妻55歳56歳57歳58歳59歳60歳61歳62歳63歳ライフイベント 収  入夫収入(手取り額) 0.0% 600 200 200 200 200 100 0 0 0 夫退職金2,000 0 0 0 0 0 0 0 0 夫老齢年金0 0 0 59 118 176 235 235 235 妻収入(手取り額) 0.0% 460 460 460 460 460 230 0 0 0 妻退職金0 0 0 0 0 1,000 0 0 0 妻老齢年金0 0 0 0 0 0 0 0 42 夫個人年金受取100 100 100 100 100 100 100 100 100 妻個人年金受取0 0 0 0 0 100 100 100 100 合計3,160 760 760 819 878 1,706 435 435 477  支  出生活費1.0% 420 424 428 433 437 441 446 450 455 リフォーム費用0 0 0 0 0 0 500 0 0 その他支出50 50 50 50 50 50 50 50 50 合計470 474 478 483 487 491 996 500 505 年間収支2,690 286 282 336 391 1,215 -561 -65 -27 前年繰越額(運用なし) 3,000 5,690 5,976 6,257 6,594 6,984 8,199 7,638 7,573 金融資産残高5,690 5,976 6,257 6,594 6,984 8,199 7,638 7,573 7,546 前年繰越額(3%で運用) 3,000 5,861 6,331 6,811 7,361 7,985 9,476 9,182 9,390 金融資産残高5,690 6,147 6,612 7,147 7,752 9,200 8,915 9,117 9,363 前年繰越額(5%で運用) 3,000 5,975 6,573 7,198 7,911 8,716 10,428 10,360 10,810 金融資産残高5,690 6,260 6,855 7,534 8,301 9,931 9,867 10,295 10,782 Model手取り年収 (夫)600万円?200万円(妻)460万円?0円5:60代共働き世帯のセカンドライフ 特 集 「顧客本位」の提案できてますか?夫年金開始リフォーム夫退職 妻年金開始 ・再就職夫個人年金受取夫完全リタイア妻退職妻個人年金受取バリアフリーなど減税効果を伴うリフォームは実行の時期も助言する60代前半は後期高齢期に備えた介護積立てを