ブックタイトル【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
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【試し読み】Financial Adviser 2017年4月号
013 Financial Adviser収集力の差がプランニングの差につながる。 情報をうまく聴き出すためには、コミュニケーション能力はもちろん、質問の仕方や知識の見せ方など、コンサルティングのテクニックも重要となってくる。 また、提案時には長期にわたっての収支の推移を予測するキャッシュフローの活用はぜひ行いたい。キャッシュフローは一見数字を基とした定量的な判断であるが、その活用により定性的な意向の確認も行いやすいという要素を持っている。 実務においては、顧客ごとのキャッシュフローを作成できる体制を整えておくことがもちろん望ましいが、金融機関によっては、一人の顧客に掛けられる時間に限りがあるのも実際であろう。 そのような場合には、何パターンかのモデルキャッシュフローを常時準備しておくことで、その顧客に最も近いモデルを使ってポイントを説明するなど、工夫を施したい。 昨今、AIの進化に伴い、ロボアドバイザーなどのシステムが顧客を分析し、最適な提案が安易に行える状況が身近になりつつある。ただ、一方で、人間の思いや嗜好など、定性的な部分までを考慮した複合的な提案をロボットが行えるようになるには、まだ一定の時間が必要ともいわれている。ぜひ、われわれ人間の力で真の「顧客本位」を構築させたい。ニーズに合った運用アドバイスの組立て方特集Customer1st